取り付け方法

 
軸の寸法許容差
  UC, SB, ER, RB NA, SA, NC, UC (S3 & S5), ZC
軸径
軸の推奨許容差(h7)
軸の推奨許容差(h5)
mm
inch
μm
inch
μm inch
以上
以下
From
Up to
Max
Min
Max
Min
Max Min Max Min
10 18   7/16  11/16 0 -18 0 -0.0007 0 -8 0 -0.0003
18 30   3/4 1  1/8 0 -21 0 -0.0008 0 -9 0 -0.0004
30 50 1  3/16 1 15/16 0 -25 0 -0.0010 0 -11 0 -0.0004
50 80 2      3  1/8 0 -30 0 -0.0012 0 -13 0 -0.0005
80 120 3  3/16 4 11/16 0 -35 0 -0.0014 0 -15 0 -0.0006
120 180 4  3/4 7  1/16 0 -40 0 -0.0016 0 -18 0 -0.0007

止めねじ締め付けトルク(止めねじおよび偏心カラータイプ)
ねじの呼び
締め付けトルク
適用する軸受の呼び番号
mm
inch
N-m
in-lbs
ft-lbs
UC2.RB.ER
UCX
UC3
NA2
SA.SA2F
SB2
SU0
M3X0.35 - 0.7 6 0.5
 
 
 
 
 
 
000.001
M4X0.5 - 1.8 16 1.3
 
 
 
 
002.003
M5X0.5 10-32UNF 3 27 2.2
 
 
 
201~203
004~006
M6X0.75 1/4-28UNF 4 35 3
201~206
X05
305,306
204,205
201~205
204~207
 
M8X1 5/16-24UNF 9 75 6
207~209
X06~X08
307
206~210
206~210
208
 
M10X1.25 3/8-24UNF 18 155 13
210~212
X09~X11
308,309
211,212
211
 
 
M12X1.5 1/2-20UNF 28 248 21
212~218
X12~X17
310~314
 
 
 
M14X1.5 - 35 310 26
 
X18
315,316
 
 
 
M16X1.5 5/8-18UNF 56 496 41
 
X20
317~319
 
 
 
M18X1.5 - 62 549 46
 
 
320~324
 
 
 
M20X1.5 - 83 735 61
 
 
326,328
 
 
 
 

 


止めねじ締め付けトルク(同心カラータイプ)
ねじの呼び
締め付けトルク
適用する軸受の呼び番号
mm
inch
N-m
in-lbs
ft-lbs
NC
M4X0.7 8-32UNC
4.4
39
3.2
204~206
M5X0.8 10-24UNC
9
80
6.8
207~209
M6X1 1/4-20UNC
16
140
11.8
210~211
M8X1.25 5/16-18UNC
40
350
29
212

 

軸受箱取り付けボルト締め付けトルク
ねじの呼び
締め付けトルク
mm
inch
N-m
in-lbs
ft-lbs
M6   1/4 4 33 3
M8   5/16 8 71 6
M10   3/8 17 151 13
M12   7/16 29 257 21
M14   1/2 47 416 35
M16   5/8 73 646 54
M18   107 947 79
M20   3/4 145 1280 107
M22   7/8 200 1770 148
M27 1      372 3290 275
M30 1  1/8 500 4430 369
M33 1  1/4 690 6110 509
M36 1  3/8 880 7790 649

アダプタロックナットの締付けトルク

 
内径番号
普通荷重 (Cr X 0.12 > Pr)*
UK200
UKX
UK3
N-m
in-lbs
ft-lbs
Cr (kN)
N-m
in-lbs
ft-lbs
Cr (kN)
N-m
in-lbs
ft-lbs
Cr (kN)
05
32 283 24 14 44 389 33 19.5 38 336 28 21.2
06
38 336 28 19.5 50 443 37 25.7 57 505 42 26.7
07
50 443 37 25.7 63 55.8 47 29.1 75 664 55 33.4
08
63 558 47 29.1 94 832 69 34.1 100 885 74 40.7
09
75 664 55 34.1 94 932 69 35.1 150 1330 111 48.9
10
94 832 69 35.1 138 1220 102 43.4 188 1660 139 62
11
125 1110 92 43.4 175 1550 129 52.4 225 1990 166 71.6
12
163 1440 120 52.4 207 1830 153 57.2 281 2490 207 81.9
13
188 1660 139 57.2 244 2160 180 62.2 331 2930 244 92.7
15
213 1890 157 67.4 269 1380 199 72.7 469 4150 346 113
16
250 2210 185 72.7 319 2820 235 84 563 4980 415 123
17
275 2430 203 84 369 3270 272 96.1 663 5870 489 133
18
325 2880 240 96.1 425 3760 314 109 763 6750 563 143
19
- - -
-
- - - - 888 7860 655 153
20
- - -
-
613 5430 452 133 1110 9800 817 173
22
- - -
-
- - - - 1530 13500 1130 205
24
- - -
-
- - - - 1840 16300 1360 207
26
- - -
-
- - - - 2210 20500 1710 229
28
- - -
-
- - - - 2690 23800 1980 253


内径番号
重荷重 (Cr X 0.12 < Pr)*
UK200
UKX
UK3
N-m
in-lbs
ft-lbs
Cr (kN)
N-m
in-lbs
ft-lbs
Cr (kN)
N-m
in-lbs
ft-lbs
Cr (kN)
05
56
496 41 14
79
699 58 19.5
68
602 50 21.2
06
68
602 50 19.5
90
767 66 25.7
101
894 75 26.7
07
90
767 66 25.7
113
1000 83 29.1
135
1200 100 33.4
08
113
1000 83 29.1
169
1500 125 34.1
180
1590 133 40.7
09
135
1200 100 34.1
169
1500 125 35.1
270
2390 199 48.9
10
169
1500 125 35.1
248
2200 183 43.4
338
2990 249 62
11
225
1990 166 43.4
315
2790 232 52.4
405
3590 299 71.6
12
293
2593 216 52.4
371
3280 274 57.2
506
4480 373 81.9
13
338
2990 249 57.2
439
3890 324 62.2
596
5280 440 92.7
15
383
3390 283 67.4
484
4280 357 72.7
844
7470 623 113
16
450
3980 332 72.7
574
5080 424 84
1010
8970 748 123
17
495
4380 365 84
664
5880 490 96.1
1190
10600 880 133
18
585
5180 432 96.1
765
6770 565 109
1370
12200 1010 143
19
-
- -
-
-
- - -
1600
14100 1180 153
20
-
- -
-
1103
9760 814 133
1990
17600 1470 173
22
-
- -
-
-
- - -
1750
24300 2030 205
24
-
- -
-
-
- - -
3310
29300 2440 207
26
-
- -
-
-
- - -
3980
35300 2940 229
28
- - -
-
-
- - -
4840
42800 3570 253

* Cr = 基本動定格荷重, Pr = 動等価荷重 (軸受荷重)


FYH 自動調心ころ軸受ユニットの取り付け方法
 


使用上の注意

準備

機台取付面と軸受箱底面には汚れがなく、平面でなければなりません。また、歪みや破損がなく、機器全体の重量を支える事ができる十分な厚みが必要です。取付面は、ピロータイプでは軸に対して平行である事、フランジタイプやテークアップタイプでは垂直になっている事をご確認下さい。 FYH軸受ユニットは、±2°のずれを許容する自動調心機能を備えておりますが、取付時の軸心の狂いが少なければ少ないほど軸受の長寿命化に繋がります。

軸径を確認し、表1に示された許容範囲内に収まっている事をご確認下さい。軸に曲がり、傷、かえりなどがない事をご確認下さい。必要に応じて表面をクロスや目の細かいヤスリで整えて下さい。軸受内輪内径面、使用する軸に潤滑油を塗布する場合は、軸と接する軸固定具の周辺には塗布しないようにご注意下さい。


表 1 - 軸の寸法許容差
軸径 (mm)
h6
h7
軸の回転速度が
最大回転数の50%以上
軸の回転速度が
最大回転数の50%以下
以上
以下
最大 (mm)
最小 (mm)
最大 (mm)
最小 (mm)
30
50
0
-0.016
0
-0.025
50
80
0
-0.019
0
-0.03
80
120
0
-0.022
0
-0.035



取り付け


  1. 軸受ユニットを、軸受内輪を支えた状態で軸方向へ滑らせます。軸が軸受箱の取り付け面に対して垂直になるよう設置します。表2に示されるように規定トルクで取付ボルトを交互に締め付けます。用途に応じた十分な強度をもつボルト、ワッシャ、およびナットを使用して下さい。
  2. 軸の最終的な取付位置を確認し、表3に示される規定トルクの値まで固定側軸受ユニットの止めねじを軸に対して締め付けます。反対側の軸受ユニットの止めねじ(表4図A参照は、最初に取付けられた軸受の止めねじの線上に並んでいなければなりません。可動タイプのユニットを取り付ける場合には、軸及び近接する機器が冷却され常温になった後に取り付けて下さい。可動タイプの軸受ユニットを軸に取り付けた後、軸受を軸受箱内で保持リングに当たるまで後方部へ滑らせます。次に軸受を安全のためおよそ1mmほど手前にずらします。そして表3に示される規定トルクの値まで止めねじを交互に締め付けます。(軸受ユニットのロッキングカラーを外向きに取り付けた場合)許容可能軸膨張、及び膨張計算データは各々、表4公式1に示します。
  3. 取付後軸をゆっくりと手で回し、引っ掛かりや振動などの異常がなく滑らかに回転する事を確認します。
  4. Zロックの取付けは4本のキャップボルトを対角に締め付けます。すべてのキャップボルトがしっかりと締まるまで繰り返します。表5の締め付けトルクを参照して下さい。Zロックの取外しは黒い締め付け用のキャップボルトを取り外します。2箇所のシルバーのキャップボルトを取り外し、そのボルト穴に取り外した黒いキャップボルトを締め込むことによってロッキングカラーが外れます。

表 2 -軸受箱取り付けボルト締め付けトルク(推奨)
ボルトサイズ
締め付けトルク
mm
inch
N-m
in-lbf
ft-lbf
M6
  1/4
5
43
4
M8
  5/16
10
92
8
M10
  3/8
22
196
17
M12
  7/16
38
334
27
M14
  1/2
61
541
46
M16
  5/8
95
840
70
M18
 
139
1231
103
M20
  3/4
189
1664
139
M22
  7/8
260
2301
192
M27
    1     
484
4277
358


表 3 - 止めねじ締め付けトルク(推奨)
呼び番号
ねじの呼び
止めねじ締め付けトルク
N-m
in-lbf
ft-lbf
XS408-XS409
5/16-28 UNF x 1/2
14.5
128
11
XS410-XS413
3/8-24 UNF x 5/8
25.5
226
19
XS414-XS420
1/2-20 UNF x 3/4
56.5
500
42


表 4 - 最大移動距離
呼び番号
最大移動距離
mm
inch
XS408-XS410
ZS408-ZS410
5
13/64
XS411-XS420
ZS411-ZS420
6
15/64
公式 1 – 軸方向の軸膨張 図 A – 止めねじの位置


L
= A · T · D

L: 軸膨張 (mm)
A: 普通鋼の軸膨張率 (11.5X10−6)
T: 温度上昇 (ºC)
D: 軸受けユニット間の取り付け距離(mm)

許容軸膨張:   最大約5mm


表 5 -Zロックのキャップボルト締め付けトルク(推奨)
呼び番号
六角レンチ
(mm)
締め付けトルク
N-m
in-lbf
ft-lbf
ZS408-ZS409
3
0.6-1.1
5-10
0.5-0.8
ZS410-ZS411
4
1.2-2.2
10-19
0.9-1.7
ZS412-ZS420
5
2.4-4.4
21-39
1.8-3.3
 
 


給油

適切な給油が軸受の寿命を大幅に延長します。
製造時の軸受には、非常に厳しい動作環境向けだけでなく、最も一般的な用途向けの適切な量と目的に合ったグリースが初期封入されています。FYHが推奨する場合を除き、取り付け時にはそれ以上の給油は不要です。

給油のヒント:

適切な給油間隔は、表6を参照して決めて下さい。ただし、ある特定用途における実際の給油計画は経験によって決定する必要があります。ご不明な点はFYH担当者にご相談下さい。

もし、補給の時にカルシウムスルフォネートグリースを使用する事が出来ない場合、次に挙げる代替品が利用可能です。:
バリウムコンプレックスグリース,   カルシウムステアレートグリース,   リチウムコンプレックスグリース,   ポリウレアグリース(機械式せん断安定性に優れたもの)

初期封入グリースであるカルシウムスルフォネートグリースとの互換性の問題を避けるため、その他の油種のグリースの使用は避けて下さい。

表6において適正なグリースの補給間隔を見つけるには、表7を参照して許容最大回転数から関連のあるパーセンテージの値を求めて下さい。
例) 接触シール型XS411は最大回転数においては2000の値です。もし用途が600回転の場合、最大回転数におけるパーセンテージは30%(600/2000=.30)となります。
補給時のグリース量は表8を参照して下さい。

表 6 - 給油間隔(推奨)
環境
きれいから比較的汚い
汚いからかなり汚い
温度 (°C)
120 度以下
120 度超え -20度から 200度
最大許容回転数の%
0 - 25%
25 - 50%
50 - 75%
75 - 100%
0 - 25% 25 - 50% 50 - 100% 0 - 100%
給油間隔
3-8ヶ月
1-3ヶ月
1週間から1ヶ月
毎日から週に1回
2週間から6週間 1週間から1ヶ月 毎日から週に1回 毎日から週に1回


表 7 - 最大回転数(min−1)
呼び番号 標準3重シールタイプ 非接触ラビリンスタイプ
XS408 ZS408 2750 3200
XS409 ZS409 2450 2800
XS410 ZS410 2200 2600
XS411 ZS411 2000 2360
XS412-XS413 ZS412-ZS413 1692 2000
XS414-XS415 ZS414-ZS415 1460 1730
XS416-XS418 ZS416-ZS418 1220 1440
XS420 ZS420 1100 1300


表 8 - グリース補給量 (推奨)
呼び番号 グリース量 (グラム)
XS408 ZS408
7-8
XS409 ZS409
7-9
XS410 ZS410
8-9
XS411 ZS411
10-12
XS412-XS413 ZS412-ZS413
19-22
XS414-XS415 ZS414-ZS415
22-26
XS416-XS418 ZS416-ZS418
40-46
XS420 ZS420
50-59

FYH ローラー (カルシウムスルフォネート) グリースの互換表
B = 如何わしい
C = 互換性あり
I = 互換性なし
Al

C
o
m
p
l
e
x

Ba

C
o
m
p
l
e
x
Ca

S
t
e
a
r
a
t
e
Ca

12

H
y
d
r
o
x
y
Ca

C
o
m
p
l
e
x
C
l
a
y

N
o
n
s
o
a
p
Li

S
t
e
a
r
a
t
e
Li

12

H
y
d
r
o
x
y
Li

C
o
m
p
l
e
x
P
o
l
y
u
r
e
a
P
o
l
y
u
r
e
a

S

S
FYH ローラーグリース
B
C
C
B
I
I
B
B
C
I
C


固定タイプから可動タイプへの変更方法

FYH自動調心ころ軸受ユニットは、 固定式または可動式のどちらでも使用可能です。

軸受取付前に

軸受ユニット背面(軸受箱上の型番と反対側)から、軸受箱内径面に取り付けられたスナップリングを取り外します。そして次に、それを同じ内径面の外側に位置する溝にはめ込みます。軸受箱内で軸受を後方に向け、先ほど取り付けたスナップリングに接触するまで滑らせます。取り付け準備完了後、軸受をおよそ1mmほど前方へ軸受箱内で滑らせます。そして、表3に示される規定トルクの値まで止めねじを交互に締付けます。(軸受ユニットのロッキングカラーを外向きに取り付けた場合)

軸受取付後に
軸受の運転開始前に電源を切り、軸及び近接する機器が冷却され常温になるまで待ちます。軸が内輪内径面を自由に移動できるよう、止めねじまたは軸固定器具を緩めます。以降、「軸受取付前に」で説明した同手順に従って下さい。